昼頃雨が上がったので、畑の見回りをして松崎町に所用。
途中石部の棚田によりました。
田植えの終わった棚田にはウグイスやホトトギスの声がして
のどか、のどか。
シマヘビはカエルでも狙っているのでしょうか
この棚田には伝説があります。
その昔、石部の山に鬼が住んでいて田植えの頃になると
棚田にやって来て石垣を壊しては村人を困らせていました。
そんなある日、村人のお弁当の箸を踏んづけた鬼は痛がって棚田に
へたり込んでしまいました。
鬼の太い指では深くささったとげ(箸)を抜くことができません。
そこへ茂吉という子供がやって来て、鬼を怖がりもせずその
箸を抜いてやりました。
心根の優しい茂吉は鬼を気の毒に思ったのです。
大そう喜んだ鬼は茂吉の願い事聞いてやる事にしました。
茂吉は「雨のたび崩れてしまう田の道を何とかして下さい」
すると翌朝、棚田には石畳の道が出来ており
以来、鬼も現れなくなったそうです。
これがその石畳の道です。
・・・というのは嘘です、すみません。
そんな伝説でもあると楽しいかと思い創作してみました。
石部の棚田、とても眺めの良い所です。