エディ死す。

 お昼頃、着信履歴にエディママからの電話を見つけ

電話するとエディが亡くなったとのことでした。

急ぎ帰るとエディは小さなソファに横たわっていました。

エディママはその傍らでエディをなでながらすすり泣いていました。

 死に目には会えませんでしたがまだ暖かでした。

まぶたを閉じてやろうとしましたが眼球が乾いていて

閉じることができませんでした。

起きているとき以外は瞬きやつぶったりできなくなっていたので
目玉が乾きやすい状態だったのです。

 固形物を食べられなくなって流動食を注射器で上げてましたが

ひょっとすると流動食なら自力で食べられるのではと

昨日試してみると嬉しそうに食べてくれたので

また食器でご飯をあげることにしました。

そして今日、お昼を食べたあとママの膝の上でオシッコをしたので
例のエディスタンドにエディを乗っけて
跡始末を済ませエディを抱き上げると首が
グンニャリと力なく垂れ下がり
はじめてエディが亡くなった事を知ったそうです。
直ぐ側でオシッコの後片付けをしていた
エディママも気づかなかったほど
苦しむこともなく逝ったようで気持ちが救われました。
いくら食いしん坊エディとはいえ
死ぬ直前までご飯を食べ、生きようと頑張ったわけで・・・
偉い、偉いよエディは

夜になり少し冷えてくるとエディが寒そうと
ママが布団を掛けてやりました。
「エディ、長かった寝たきり生活も今日でお終いだ。
これからは、コティと一緒に天国を自由に走り回るがいいよ。」

愛するエディよ、安らかに。
（享年16歳と7ヶ月でした）