2018年10月11日木曜日

井上尚弥かく戦えり(パヤノ戦の68秒を振り返る)


 戦慄の1ラウンドKO、早すぎてよく分からなかったので
いったい何が起こったのか振り返ってみました。
試合直前緊張した面持ちの二人
 序盤の距離の探り合い
 果敢に前に出るパヤノ額に井上の左がヒット
かすった感じでしたがこの時パヤノは井上のパンチの強さを知りました。
 直後反射的に反撃するパヤノの右が井上の顔面を捉える。
しかしパヤノの攻撃はここまで、
先程、井上の左を受けたパヤノはプレッシャーで後ろ下がります。
そして 井上の左ジャブがパヤノの顔面をとらえます。
 体制を立て直そうとするパヤノの顔面に強烈な右カウンター
このワン・ツーで勝負は決しました。
 勝利を確信した井上はガッツポーズ...。
 レフェリーが手をクロスさせて試合終了
時計は残り1分52秒、つまり1ラウンド68秒のKO決着でした。
井上の放ったパンチは僅か3発
1ラウンド70秒決着(公式記録)、世界戦7連続KO
世界戦通算11KOはいづれも日本新記録
歴史に残る凄い試合でした。