2018年6月5日火曜日

衛星写真で見つけました。その12(最終回) 大池の調査と今後

衛星写真で偶然見つけた大池(現在は池ではなく、湿地あるいは湿原)
ですがジオサイトに指定されているにも関わらず、その成因も
生息する動植物についてもよく分かってないようです。
ヤマツツジ公園のガイドの方ともお話ししましたが
地学や植物、野鳥、昆虫、水棲生物などの専門家の調査が待たれるところです。
そしてこれは、私の個人的な意見ですが
この大池の自然を守ってほしい、それも消極的な現状維持ではなく
多種、多様な生き物の生息地にすると言うのはどうでしょうか
勿論、どんな生き物でもよいわけではなく在来種に限定した上での話ですが
私が子供の頃は、ホタルもメダカもドジョウも
どこにでもいるありふれた生き物でした。
それが、私が成人するころにはどれも殆ど見かけなくなりました。
日本人のルーツが大陸から渡って来る以前から
この国に生息していたでしょうに、開発、汚染などによって
一瞬で(進化に掛かる時間からすると)いなくなったのです。

池を一部でもよいから復活させて
そこに激減した在来種の魚貝類やホタル、水生昆虫を放したり
水生植物を持ち込んではどうでしょうか。
自然を破壊する事には大きい予算が付きますが
そのほんの一部でも自然を復活させる事に使ってもらえれば
日本の自然を未来に残せるでしょうに。
大池を自然復活、在来生物保護、の実験場にしてはどうでしょう。
水も汚染されておらず人の生活にも影響がなく
その様なことができる場所はほとんどないでしょうから。
大池はいろんな意味で貴重な所だと思います。
夏にはホタルが飛び交い
水の中には多様な生き物
池の周りや湿原には四季折々にいろんな野鳥がやって来る。
木道や観察路を整備して自然の素晴らしさを誰でも享受出来る。
大池がそんな場所になるといいなあ、と思うのであります。